さようなら「みう」

この頃私と主人はおなかの子はみうという名前にしようと思っていました。しかし、帰宅後腹痛はおさまるどころかひどくなり、徐々にひどくなって、だんだん我慢がしづらくなっていました。おまけに、トイレに立つたび下着に出血があるのが分かり、頭の中で『駄目かも知れない』という思いがだんだん大きくなってきていました。でも、一方で、大丈夫だよという、楽観的な思いもあり、すべて上手く行くと信じたいと思っていました。
あまりにも出血はひどいしおなかも痛いからということで病院へ電話すると、とりあえず来て下さいとのことで診察を受けると、やはり状態は悪化しており、望みが少なくなっていることを伝えられ、また、大量に出血したり、レバーのようなものが出たりしたら、即受診するように言われました。
その後、家で安静にしているとドッと出血したのが分かり、トイレに行くと下着にレバーのようなものがついていて、怖い!!と思ってトイレに流そうかと思ったけど、
とりあえず、ビニール袋に入れて取り、おなかの痛みを我慢しながら、主人の帰りを待ちました。不安がピークに達した頃、主人が帰宅。受診時間は過ぎていたものの、診察を受けると、やはりそれがミウだったことがわかり呆然としました。医者には何故すぐ受診しなかったのかと怒られましたが、それどころではない心境でした。
そして、不全流産であること、明日朝一番で残りの物を出す手術をすることが伝えられ、呆然としながら帰宅しました。


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